2013年11月26日星期二

遼は16位Tに浮上も「もう1つ2つ伸ばしたかった」



16位タイで最終日を迎える石川遼(撮影:上山敬太)








もっと写真を見る(8)




コカ・コーラ東海クラシック 3日目◇29日◇三好カントリー倶楽部 西コース(7,315ヤード・パー72)>

 国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の3日目。トータル3オーバー30位タイから出た石川遼はこの日は3バーディ・2ボギーの71でホールアウト。スコアを1つ伸ばしトータル2アンダー16位タイに浮上した。

「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る

 昨日、「明日は出だしからきっちりとバーディを獲りたい」と話した石川。この日は2番パー5でチップインバーディを決め言葉通り、バーディを先行させる。しかし、その後は8番から連続ボギーを叩き、スコアを1つ後退させて折り返す。後半に入ると、チャンスは迎えるものの短いパットを決めきれず、なかなかスコアが伸ばせないフラストレーションが溜まる展開になってしまう。15番パー5では2オンに成功、2パットでバーディを奪取。17番でもセカンドを50センチにつけ、この日も最後にスコアを取り返し順位を上げることには成功した。

 ティショットは安定し、フェアウェイを外したのは3回のみ。「3日間でショットは一番良かった」がパットに苦しんだ石川。「もう1つ2つは伸ばしたかったですね」と唇を噛んだ。昨日は連戦の疲れと、今週から取り組んでいるドライバーでしっかりと右足に体重を乗せる動きなど、新しい取り組みからくる筋肉疲労で腰にサポーターをしてラウンドをした。この日は「痛みない」と腰も問題なく、スイングのリズムも良くなってきている。明日は悪天候が予想されているが、「大雨でも強風でも3つ以上は伸ばして終わりたい」と最後まで前を向いて少しでも上を目指していく。

<中間速報>リュー・ヒュヌが首位で後半へ!遼は5打差5位タイ


2012年09月30日11時27分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 H・W・リュー -6
2 片山 晋呉 -6
3 キム・キョンテ -5
4 キム・ヒョンソン -4
5 上平 栄道 -3
6 貞方 章男 -2
7 石川 遼 -2
8 D・スメイル -2
9 山下 和宏 -1
10 高山 忠洋 0


順位の続きを見る


コカ・コーラ東海クラシック 最終日◇30日◇三好カントリー倶楽部 西コース(7,315ヤード・パー72)>

 愛知県の三好カントリー倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の最終日。リュー・ヒュヌ(韓国)が前半でスコアを3つ伸ばし、トータル8アンダー首位をキープしている。
 
 2打差のトータル6アンダー2位は片山晋呉、トータル5アンダー3位は金庚泰(キム・キョンテ)(韓国)。石川遼は14番までを終了し、トータル3アンダー5位タイに浮上している。

片山晋呉はプレーオフで敗れ4年ぶりの優勝ならず



プレーオフでティショットを曲げてしまい4年ぶり優勝が遠ざかった(撮影:上山敬太)








もっと写真を見る(10)




コカ・コーラ東海クラシック 最終日◇30日◇三好カントリー倶楽部 西コース(7,315ヤード・パー72)>

 国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の最終日は台風17号の接近に伴う安全確保のため、ギャラリーなしで開催された。その中でこの日6つスコアを伸ばす猛チャージを見せた片山晋呉と首位から出たリュー・ヒュヌ(韓国)がトータル6アンダーでホールアウト。勝負の行方はプレーオフに持ち込まれた。

片山晋呉の今季成績

 18番で行われたプレーオフ1ホール目、片山はティショットを左に曲げるとボールは不運にも木の根元に。グリーン方向に打つことは出来ず、フェアウェイに出して3打目に勝負をかけるが、ピンにはつかず結局ボギー。リューはパーとし、片山の約4年ぶりの優勝は次戦以降に持ち越された。

 この結果に「しょうがないね」とさばさばとした表情で話した片山。しかし、「ここまでできれば」とプレーにある程度の手ごたえを得た。「ここ1か月前から良くなってきた」、ショットはもとから好調であとはパットがかみ合えばといった状況。来年に40歳の誕生日を迎える片山、「ジャンボ(尾崎将司)さんも、中嶋(常幸)さんも40代からまた勝った」。片山にとって今は自分のゴルフを“熟成”させている時。この悔しさも糧にこれまで以上の輝きを放つため、練習を積み重ねて行く。

遼、最終日にチャージかけ6位Tでフィニッシュ


リーダーズボード
順位選手名スコア
優勝H・W・リュー-6
2片山 晋呉-6
3キム・キョンテ-5
4キム・ヒョンソン-4
5上平 栄道-3
6貞方 章男-2
7石川 遼-2
8D・スメイル-2
9山下 和宏-1
10高山 忠洋0
6位タイでフィニッシュした石川遼
6位タイでフィニッシュした石川遼(撮影:上山敬太)

コカ・コーラ東海クラシック 最終日◇30日◇三好カントリー倶楽部 西コース(7,315ヤード・パー72)>

 愛知県の三好カントリー倶楽部を舞台に開催された国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の最終日。台風接近の影響により、ギャラリーの安全確保のため無観客で競技がスタート。トータル2オーバー16位タイから出た石川遼は、3連続バーディを含む6つのバーディを奪い、トータル2アンダー6位タイでフィニッシュした。

「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る

 石川は2番パー5でバーディを先行させると、4番でもさらにスコアを伸ばす。8番パー3ではバンカーからの2打目を寄せきれずボギーとしてしまうが、9番でバーディを奪い返し1アンダーで後半へ。10番では長いバーディパットを沈め後半もバーディが先行。11番でも約2メートルを沈め連続バーディとし、リーダーズボードを駆け上がる。その後も14番でバーディを奪ったものの、12番と15番、2つのパー5では惜しくもスコアを伸ばせず悔しさを露にする場面も。難関の16番パー3ではボギーとしたが、最終18番で11メートルのパーパットを気合でねじ込み、この日は6バーディ・2ボギーの68をマーク。「4日間の中で一番内容が良かった」と次の戦いにつながる内容でこの大会を締めくくった。

 プレーの内容は良かったが、99年のJGTO(日本ゴルフツアー機構)発足後では初めての無観客試合に「いいバーディを獲っても拍手はパラパラ」と少し寂しそうに話した石川。しかし「複雑な気持ちですが、こればかりは自然が相手なので仕方がない」、強風が吹き荒れた場合、ギャラリーが安全に避難できるスペースもないため大会の決定に理解を示した。